暮らしやすい間取りにするためには?生活動線の考え方をを紹介いたします!

今住んでいる家は、動線が工夫されているでしょうか。
動線は快適に生活する上で大切な家づくりの基本です。
何も考えられていない家と工夫された家では暮らしやすさに雲泥の差があるので、動線について知識を付けておくことをおすすめします。
 
今回は、快適な暮らしを実現するために覚えておきたい、生活動線について紹介します。

□生活動線の種類について

 
1つ目は、家事動線です。
その名の通り、家事のための動線が家事動線です。
洗濯や料理、掃除など、家事では頻繁な移動が伴います。
この動線に工夫を凝らすことで、スムーズで快適な生活を実現することにつながるでしょう。
 
2つ目は、衛生動線です。
浴室・トイレ・洗面所などのいわゆるサニタリースペースを繋ぐのが衛星動です。
これらのスペースは家族が頻繁に利用するので、動線がぶつからないようにしなければなりません。
 
3つ目は、通勤通学の動線です。
家族が寝室から出た後の動線についても工夫する必要があります。
特に朝は動線が活発になり、よくぶつかり合う時間帯と言えます。
家族全員が忙しい時間帯に移動しやすい動線の確保は必須です。
 
4つ目は、来客動線です。
来客動線とは、来客が移動するための動線です。
来客動線を意識すべき人は、特に自宅でピアノ教室や英会話教室などを開いている人です。
 
来客の部屋がトイレや洗面所と近いと落ち着ける空間とは言えないかもしれません。
来客が頻繁にあるという人についてもこの点は工夫すると良いでしょう。

□生活動線を工夫する際のポイントについて

 
まずは、通り道をはっきりさせましょう。
あえて物を配置して通り道を視覚的に分かりやすくすれば、シンプルな動線を作れます。
動線の単純化で最短距離になるようにしましょう。
 
メイン通路は600ミリメートルから900ミリメートルの距離感にしましょう。
900ミリメートルというのは、スムーズに人がすれ違える距離感です。
確保が難しい場合でも最低600ミリメートルは確保すると良いでしょう。
 
家具と家具の隙間は500ミリメートルから600ミリメートルが適切です。
この距離感を実現できれば、移動が快適になるとともに、物へのアクセス・掃除も楽になります。
部屋全体がゆったりとした印象になるので意識してみましょう。

□まとめ

 
今回は、生活動線の種類と適切な距離感について紹介しました。
生活動線にはいくつか種類がありますが、どれも普段過ごすうえでストレスがないように徹底的にこだわる必要があります。
紹介した動線の幅についても参考に家づくりを進めてみてください。